yesコマンドはUNIX系のOSに実装されているコマンドでユーザーによる停止、若しくはkillされるまでひたすらyesもしくは指定された文字列を出力し続けます。
それは全くwait無しに。
つまりCPUをグングン使いまくるってやつです(^_-)
なのでCPUの負荷テストなどにも用いられたりしますが本来の用途ではパイプの先頭に持ってきて後続処理のyes若しくは任意文字列入力の自動化に使用されます。
例えば、
yes | rm 2015*.log
なんてやるとご機嫌にrmの問い合わせには全てyesが入力されたことになります。
さらにyesコマンドのオプションでは、yesの後に任意の文字列を付けるとその文字列が繰り返し出力されるようになります。
yes わたしはほげまる わたしはほげまる わたしはほげまる わたしはほげまる わたしはほげまる わたしはほげまる わたしはほげまる わたしはほげまる わたしはほげまる わたしはほげまる わたしはほげまる わたしはほげまる わたしはほげまる わたしはほげまる わたしはほげまる
もし自分の作ったシェル等でyes以外の言葉を連続して入力してやりたい場合には
yes hoge| foobar
なんてやるとhogeが連続で出力されますよ。
よくやるのでは
yes | apt-get upgrade
なんてのももちろんOK
まぁ~
apt-get -y upgrade
でも同じことですが。
というわけで案外知られていないyesコマンドのお話でした。
[改訂第3版]Linuxコマンドポケットリファレンス